CLT住宅環境測定途中経過

CLTの家に住み始めてはや3年半。住み心地が良いと漠然と話していても

説得力が無いので、昨年7月より地元三重大学生物資源学部中井教授と共同研究で我が家の

環境データー測定を始めました。1年通してデーター測定を行う予定ですが途中経過をお知らせします。

取付けられたデーターロガー(室内4カ所、室外1カ所)

三重大学に24時間監視されています(笑)。

 

昨年の夏はひどい猛暑でした。我が家は1階と2階に1台ずつのエアコンがあるだけで各部屋には

エアコンがありません。

1階のエアコン                           2階のエアコン

2階のエアコンを、高めの温度設定で24時間稼働させたら以前より家が温まるのが防げました。

またCLTの調湿効果により、湿度が上がらないために、室温が30℃でも快適に感じました。

あの昨年の猛暑が嘘のように室内は過ごしやすかったです。

冬場は、日中は石油ファンヒーター1台のみ、夜間は薪ストーブだけで過ごしていますが、

家全体がこれだけの暖房器具で温まり、朝起きても暖房をつける前から寒くありません。

CLTの蓄熱効果でしょうか?

薪ストーブ(夜間)                            1階に設置された石油ファンヒーター(日中)

2018年7月から2019年3月までの中間測定結果は下記の通りです。温度、湿度共に赤い色の

至適域に収まっています。どおりで快適なわけです。

過乾燥したいためなのか、CLTに割れも見れませんし、幅ハギがされていないのにも

関わらずラミナー同士の隙間も見れません。研究結果が非常に楽しみです。