弊社朝熊工場敷地内にてCLTを敷き、部品の仮置き場として期間限定で活用することになりました。CLTの上を作業車が通ることも可能です。
一般的にCLTの活用方法としては建築物となりますが、建築以外の分野では”土木分野”での活用が可能です。土木分野では、従来の方法は鉄板を敷くことが考えられますが、これをCLTに置き換えることが可能です。
CLTを土木利用することによるメリットは、鉄板に比べて軽いので施工性が良く、設置及び撤収作業時間が早くなり、一度に多くの輸送が可能となります。またCLTには穴が空けてあり、そこに吊り上げスリングを通してユニック車のクレーンで吊り上げます。スリングはそのままの状態で敷きますので、撤収の際もすぐに吊り上げ作業が可能となります。
木材の利用は、カーボンニュートラルやリサイクルなどの時代の流れからも有効であり、林業への貢献やサスティナブル性が実現でき、また劣化した際には木質チップ等への再利用が可能となります。鉄板との比較では、上記メリットに加え、トラックや重機などが通っても騒音が発生しにくく、近年では鉄も価格高騰しているため、価格面でも安価であると考えております。CLTの土木利用は、脱炭素社会に寄与します。
【CLT仕様】
幅1500mm×長3000mm×厚80mm(3層3プライ)
使用枚数 80枚
面積 360㎡
期間 3ヶ月