伊勢の家|デザインコンセプト
設計監理 ビオフォルム環境デザイン室:山田 貴宏
■全体計画
CLTを室内現しの素材として活かした。 そのため、柱外側で建築基準法22条地域において必要な防火性能を確保。
外壁廻りは3尺間隔を基本とした柱割りにして単純化し、その間にパネルを落とし込む真壁仕様とし、間仕切り部はCLTパネル面のみの構成に見えるよう大壁仕様を採用した。
東西の部屋は柱・梁の木軸構造が現しとなるが、居間の東西壁面間はCLT パネルのみでの構造としていることで、CLTパネルらしい空間と従来の木造空間との融合を計っている。
■外観デザインについて
外観は、焼杉と無垢板材をふんだんに使用し、伊勢地方にみられるデザインをモチーフにしつつ、全体的にはモダンな意匠としている。
防火性能を確保しつつ外壁仕上を木材(焼杉・杉板)とするため、柱の外 側に耐力壁としての構造用合板t12、グラスウールt75、耐水PB9.5とした 外張断熱仕様となっている。
伊勢の家|建て方 YOUTUBE
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